変わらない先生

私は、小さい頃体と声がおおきいのが特徴の男の子でした。それとなにか興奮することが起きたりなにかあるたんびに見た来ないぐらい鼻血を出して迷惑の掛かる子供でした。どの奈良でも評判の大和高田の保育園からそんな私以外にもほかの歳のクラスに比べると問題児が多かったです。手がかかるだけにいろんな先生がやめたり入ったりしていたのは小さい自分でも理解できるぐらい入れ替わりが激しく、そんな中私たちの代ではずっと保育園にいてた先生がいました。すごく優しくて、可愛い先生でした。卒園式の1,2か月前に私はその先生が大好きだった為母親に手伝ってもらいながらラブレターお書き精一杯の気持ちを表現して先生に渡しました。こんなに口コミすると奈良の保育園は案の定結婚なんてしてもらえるわけはなくこれが私の初恋でした。月日は流れ20歳を過ぎたある日、私の実家の近くに個人経営のパン屋さんができていてふとよって観ると店員さんがあの先生だったのです。私はもちろん覚えているわけもありませんでしたが先生のほうが私に気づいてくれてその先生は私や同級生のほとんどを覚えてくれていました。おばあさんというには若すぎますがどこか面影もあり、少し昔話に花が咲きました。恥ずかしい話から覚えていないような話まで先生は覚えていて、私はすごくうれしかったと同時に先生から社会で働くプロのようなものを感じ取れました。ここから結婚するとか言ったロマンチックな落ちはありませんが、先生から生徒に対する愛を感じ取れました。小さい子は迷惑をかけるものだなんて思っていますが私なりの恩返しで今でも実家に帰る際は、パン屋さんによって昔話に花を咲かせに行っています。それが問題児なりの初恋の相手への恩返しです。