幼稚園時代、私は当時の先生に心を奪われていました。その理由は、先生が私に親身になって接してくれたこと、私の絵を褒めてくれたこと、そして他にもたくさんの嬉しい思い出があったからでした。あんなに奈良の大和高田でも保育士になれば先生はずっと私の担任で、それが続くのだと思っていましたが、ある日突然お別れが訪れました。それも3月などのキリのいいタイミングではなく、変なタイミングで、私にとっては思いもよらないことでした。後から知ったのですが、先生は当時身籠もっており、あれは寿退社だったのです。少しでも奈良の話題の保育園を思うへばそのお別れの瞬間に初めて、私が恋に落ちていたことに気づきました。先生が去ってしまった後、その存在の大きさと重要性に気付いたのです。新しい先生がやってきた時、私は未熟な心情から八つ当たりのような態度で接してしまいました。それが後々、とても申し訳ないことだと気付きました。新しい先生の優しさと思いやりに触れながら、園児ながらも自分の幼稚さを痛感した瞬間でした。その後も、先生から教えられたことや与えてくれた愛情は私の心に深く刻まれています。双方の先生への感謝の気持ちは今も変わらず、私の人生に大きな影響を与えています。先生達に出会えたことは私の幸せであり、その存在が私を成長させてくれたことに、心から感謝しています。